コラム

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「申」vol.5 背筋を伸ばし、活気に満ちて

2016.1.27  干支コラム 

『新漢語林』によれば、「申」の字は稲光の走るさまをかたどった象形文字で、「伸びる」「神」の意味を表すとあります。
 このほかにも、「申」は背骨と肋骨をかたどったもので、まっすぐに伸びてしっかり体を支えるという意昧を持つとする説もあります。
 数多くの民話や伝説に登場する猿のなかにあって、16世紀中国・明代の『西遊記』から現代日本の『ドラゴンボール』まで、時代を超えて縦横無尽の活躍を続ける孫悟空は、もっとも人気のあるスーパースターといえるでしょう。
 稲光のように、キン斗雲に乗って10万8千里をひとっ跳び。機敏で活気に満ち溢れた孫悟空にあやかり、背筋をまっすぐに伸ばし、何事にも前進あるのみの有意義な一年としたいものです。
(vol.1~vol.5文/坂上雅子)